ボイストレーナーの浅井のぞみです。
歌を歌っていると、
・どんどん喉が疲れてくる。
・喉が締まってくる。
・力の抜き方がわからない。
と感じている方は、多いのではないでしょうか?
・喉の力を抜くには、下にだらんと身体全体を落とせばいい。
・びっくり顔やあくびの口で。
など、喉の力を抜くための色々な方法が言われていると思います。
しかし、私は、喉の力は抜こうとして抜くというより、
いい身体のフォームで歌った結果として、
力が入らないで歌えたな、
喉が疲れないで歌えたな、
というものだと考えています。
力が入るというのは、筋力のどこかが硬くなっていると感じるものですね。
そこでみなさん、喉って、そもそも首にあるんだよねってことを忘れていませんか?
まずは、首は真っ直ぐになっているかどうかを確認しましょう。
声を前に出さなきゃ、とか
マイクに向かって歌い、
ついつい首が前に出ていたりしていませんか?
首の角度を真っ直ぐにし、声の通り道が良くなると、今よりもずっと力が抜けますよ。
首を真っ直ぐってどうやるの?
いや、でも、首を真っ直ぐにしようとしても、それ自体ができない。
真っ直ぐって感覚がわからない。
という方が意外と多いのです。
今回はそのためのエクササイズをご紹介します。
首が真っ直ぐになっているかどうかの判断は3つあります。
- 鎖骨の間にへこみがない。
- V字の筋肉が浮き出ていない。
- 首の後ろ付け根のグリグリした骨がボコっと出ていない。
このどれかに当てはまると、首が前に傾いていると言えます。
普段の生活でスマホやパソコンを使うときに、首が前に出て、それが染みついてしまっているのですね。
私、猫背なんでと言う方も、大体首の位置が前になっています。
そうすると、首の後ろの筋肉が前方向に伸ばされてしまいます。
そして、反対に首の前側=喉の筋肉は縮んでいます。
縮んでいるということは、喉が硬くなって、喉仏が奥に押し込まれやすくなります。
喉仏の中に声帯がありますから、それでは声帯動きが大きく妨げれらますし、声道や共鳴空間も狭くなってしまいます。
わかりやすく言うと、喉の可動域が狭いので、それでは声量も伸びないし、
音域も狭く声が思うように出ないです。
このままの状態では、本来の持っている声の可動域の半分程度になってしまい、
なんか思い切り歌えないんだよな、
という感じがします。
ですが、首の後ろの筋肉と前の筋肉バランスを変えれば、首の前側の筋肉、つまり喉が緩むので今より可動域がアップし、格段に歌いやすく変化します。
それには、首の後ろの筋肉を縮めるトレーニングがおすすめです。
手を首の後ろで組んで、手を頭で押すようにします。
それで、首の後ろがピーンと伸びた感じがしたらOKです。
これを発声練習や、歌いながらやってみてください。
首の後ろの筋肉が弱いと、手を全然押し続けられないかもしれません。
そのような方は、壁に寄りかかって、頭を壁に押し付けるのも効果的です。
ただ、注意点があります。
下あごを、一緒に後ろへ引っ込めないようにしてください。
そうすると、顎と喉がくっついて、喉が詰まってしまいます。
ちょっと大変ですが、喉仏は前からしっかり見えるように、顎は少し前に出します。
でも、首の後ろ側は後ろへ。
自分の姿を鏡で見ながらやるといいですね。
このように、前後に引っ張り合う力が均等に働くと、スーッと不思議なくらい喉に力が入った感じがしません。
首の後ろの筋肉が極端に弱かったり、肩がコリコリの方はこのフォームが難しいかもしれませんが、毎日コツコツ続けていくことで、少しずつ姿勢がよくなってきますよ。
声の通り道を真っ直ぐにすることが、声を自由にする大切な要素です。
ぜひ意識して歌ってみてくださいね!
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