アンヴォーカルスクールの浅井のぞみです。
ホームページリニューアルしてから、初めての投稿です。
ボイトレに行けばだれでも
声量がアップする。
音域が伸びる。
と思っていませんか?
でも、ボイトレを受けても、みなさんが期待しているほどの声量・音域まで到達できていない方は、結構な数いらっしゃると思います。
「だってやっぱり、素質や才能がないからだろう」と思われた方、ちょっと待って!
多くの方は、呼吸と発声練習だけやっていれば変わると思っているからです。
他に、一緒にやらなければいけないことを、見過ごしているんですよ。
それをしないと、堂々巡りでずっと何年も変わらないまま、何のためにボイトレに行っているのか分からないということになってしまいます!
「ボイトレを何のために習うか?」という理由は、人それぞれだとは思いますが、
「気持ちよく声が出せるようになりたいから」というのは、ほとんどの方が目指していることですよね。
それでは、もうちょっと踏み込んで、
「どうしたら気持ちよく声が出たと思えるの?」
「どのくらい声が出るようになったら、声に自信が持てるの?」
「どんな声になったら、自分の声が好きになれるの?」
ということを考えてみましょう。
せっかくボイトレを受けるんだったら、そこまで変わらないと受ける意味ないと思いませんか?
「ちょっとでも変わればいい」ではなく、もっと貪欲になって「自分の声がいい声だな~と思えるくらいになるんだ!」と思ってください。
そこからが、本当の変化の始まりです。
ボイトレを受けても、声が変わらない理由は?
ボイトレに通って、最初よりは声が出るようになったな・・・でも、ちょっと違うんだよな。
と、思っている方は結構いるんですよ。
レッスンを受けていて、ボイストレーナーから「声が出るようになりましたね!」と言われたときに、気を遣うタイプの方は「そうですか。ありがとうございます。」と答えるでしょう。
心の中では「前よりはね・・・でも、まだ気持ちよく出てないしな。もっと声出したいんだよな」
と思ったりしませんか?
私は、ボイストレーナーとして活動を始めてから20年近く経ちますが、その期間自分自身も、別の声楽家やボイストレーナーのレッスンを受けて、生徒側に立っていたのでよくわかります。
先生の声をマネしてと言われて、同じように出そうとしているつもりだけど出ない。
「何回レッスンに行っても、分からない」と思って、悲しくなった経験があります。
教える立場から見た場合にも、生徒さんの声がある程度のところからなかなか変わらないという壁に当たることが度々あります。
「喉が弱い」「声が悪い」「声が低い」からだと思わないでください。
決して「あなたの努力が足りないから」というわけでは、ありません。
喉の筋肉、舌の筋肉が硬いせいです。
喉や舌が硬いと、どうなるのか?
喉の筋肉や舌の筋肉が硬いままで、ボイトレに通ったらどうなると思いますか?
ボイトレをしていない状態から比べれば、その硬さで出る範囲の声の高さ、声量までは伸びます。
でも、本来のあなたのポテンシャルからすると、到底低い位置にあるので、満足できないのです。
練習不足が原因だとか、声が悪いからだとなんとか自分を納得させようとしますが、やっぱりなんか違うのです。
心理学的に言うと、人って自分にないものに対して、「こうなりたいなあ」と期待することはないそうですよ。
だから、ボイストレーナーに「よくなった」と言われても、ここまでと思いたくない。
「もっと気持ちよく声を出したい」、「もっと高い声が出したい」という気持ちがあるなら、きっとそこまで変わることができます。
自分のことは、自分が一番よく知っているんです。
運動をする前に、準備体操やストレッチをするのと同じように、喉の筋肉の可動域を広げることは重要なことなんです。
呼吸が浅いという場合には、腹筋をつけるのではなく、お腹を軟らかくすること、肺が広がるように背中をほぐすことが先です。
中には、呼吸と発声練習だけでも、自分の期待値まで変わる方もいます。
そういう方は、大抵は筋肉が元々軟らかいんです。
普通の人は、他人の喉を触ったことがないから、自分がどのくらい硬いのか知りません。
自分の身体が普通だと思っています。
だから、「レッスンで私の喉と比べてみてください」と触ってもらうと、みなさん「自分がこんなに硬いと知らなかった」とおっしゃいます。
喉の硬さ、舌の硬さを取りながらボイトレをすると、本来のあなたの声の最高値まで行けるようになります。
きっと、自分の声に「わあ~すごーい!!」と感動するでしょう。
声が出る身体にしながら、ボイトレを受けることがものすごく大切です。
喉や舌がガチガチに硬いまま、鍛える方ばかりに目を向けて、何年も堂々めぐりしているのはもったいないですよ!
今こそ、自分の本来の声を取り戻しましょう。
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