今日は声を出したときに喉が詰まってしまうということの正体は何か、解説していきたいと思います。
喉が詰まることの原因は、口がちゃんと開いていないとか、お腹ら声が出ていないとか、色々なことが言われていますが、根本原因となるものについてお話していきます。
根本原因は、ずばり、咽頭収縮筋です。

通常、頭は舌骨の上にある、舌骨上筋群というもので固定されています。
噛みしめや姿勢の悪さ、顎関節の位置がずれたりすると、舌骨上筋群や頬の筋肉が緊張します。
そして、それらと繋がっている、上咽頭収縮筋が硬くなって、舌骨と喉仏が奥に入り、喉が詰まるということが起きます。

私も20年ほどボイストレーナーをしていますが、声の悩みが深い人ほど、舌骨が奥に入っています。
この上咽頭収縮筋を緩めることで、喉の詰まりを取ることができます。
痙攣性発声障害の方や緊張すること声が出ないという方も、この筋肉が原因ですので、ここを緩めるマッサージや発声練習をしていくと効果が期待できますよ。
上咽頭収縮筋舌を緩めるマッサージ
では、この上咽頭収縮筋を緩めるマッサージをいうことをやっていただきたいと思います。
まずは、喉仏の上を揉みほぐしましょう。
親指と人差し指で、喉仏をつまむようにしたら、喉仏の上の縁を人差し指でちょっとずつ押します。

上咽頭収縮筋が軟らかくなってくると、喉仏の上の部分がちょっと凹みます。
マッサージすることによって、舌骨と喉仏の隙間が空いてくると良いです。
あと、舌骨の方が喉仏よりも奥に引っ込んでいる方もいるのですが、上咽頭収縮筋が緩むと、舌骨と喉仏が縦に並んできます。
そうなるようにコツコツと、マッサージやってみてください。

その上で歌の練習をすると、いつもよりも声が出たり喉の詰まりも感じにくくなると思います。
私の実際のレッスンでは、発声改善の方法や発声改善につながるマッサージもやっていますので、もっと詳しく知りたい方はぜひ体験レッスンにお越しください!
浅井 のぞみ
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