こんにちは、アンボーカルスクールの浅井のぞみです。
軟口蓋の上げ方についてやってみたけど、うまくいかないという方結構いらっしゃるかと思います。
軟口蓋が上がらないと、
高音が出ない
声が重い
音程が下がる
響きが暗い
という問題が生まれてしまいます。
こういった声になってしまう方には、一言で言えば軟口蓋を上げて歌うことが一番の解決方法になりますね。
軟口蓋を上げるには、口角を上げるとかも一つの方法ですが、それも苦手ではないでしょうか?
では一体、口角が上げるにはどうしたらいいか?・・・という感じで、一つ一つ紐解いていく必要がありますね。
頬が硬いと、軟口蓋は上がらない
頬というのは、いわゆるほっぺたということではなく、もっとその芯。
もっと口の中の頬骨の下のくぼみ部分を言います。
内側翼突筋です。

上下の奥歯の間を縦に結ぶ、ヒダみたいな筋肉です。
指で押してもらうと、硬い方は激痛が走ります。
そして、そのような方は軟口蓋を上げようと思っても上がらないでしょう。
下記の画像を見ていただいてわかるように、軟口蓋は口蓋帆挙筋(こうがいはんきょきん)が横方向の外側に引っ張り合うことで、真ん中の軟口蓋が上がるという仕組みになっています。

上下の奥歯の間の内側翼突筋が縦方向に収縮してしまうと、横へ伸びませんね。
ですから、軟口蓋を上げる練習の前には、内側翼突筋を緩めないとならないのです。
直接、指で内側翼突筋を触って押していくと、最初は涙が出るほど痛いですが、ほぐれていくと痛みを感じなくなります。
それと、ここと繋がっている咽頭収縮筋を押すマッサージも大変効果的なのですが、喉仏を押すマッサージでなかなか文章だと難しいので、下記のYoutubeを見ていただくか、知りたい方は体験レッスンにお越しくださいね。
明るい声、音程が下がらないために
マッサージを15分~20分を毎日続けていくと、内側翼突筋がほぐれていきます。
それともう一つ軟口蓋を邪魔する筋肉があります。
上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)です。

小鼻の横を触って押したときに痛みを感じる方は、ここもよくほぐしてください。
それと、鼻の穴を縮めようとするとここに力が入るのがわかりますね。
歌っているときにここがぎゅっと力が入ってしまうと、軟口蓋が上がりにくくなるので、歌っているときには小鼻を横に広げるようにして下さい。
そして、上の歯が見えるくらいに笑顔で、グッと噛みしめないように奥歯のあたりの力を抜いて歌うと軟口蓋が上がり、声の重さが亡くなってきますよ。
それでも、まだ声が重い、音程が下がるという方は、上記のことに加えて、喉仏が上がるように声を出すとよいでしょう。
是非やってみてください!
自分だとうまくいかない、よくわからないという方は体験レッスンも行っていますので、是非ご連絡お待ちしております!
