こんにちは、ボイストレーナーの浅井のぞみです。
声と音程がうまく合わせられないことを「音痴」といいますね。
3歳までに身につくと言われる絶対音感を持っている方は、5~10%くらいでしょうか。
ということは、ほとんどの方が絶対音感を持っていないということですね。
ですから聞いた音を、声に「再現する」ためには、ある程度トレーニングが必要です。
特に速い曲、歌詞が細かい曲は何歌ってるのか、よくわからないですね。
私も音楽を始めたのは中学生の時でして、絶対音感はなく、音大に入る時には苦労してきた一人です。
そんな方のために、今回は「曲のメロディーを正確に覚える練習の仕方」をご紹介します。
新しい曲を覚える時ことを音取りといいますが、その時に間違って覚えないようにするための手順です。
①ゆっくり再生する。Youtubeの速度調節で0.75くらい (一緒に歌わず聞くだけです) ②1フレーズだけで止める。 ③歌ってみる。 ④出来たら次へ。 これを繰り返して、1コーラス(1番)だけ歌えるようにします。 できたら、次のステップへ ⑤通常の速度で、歌と一緒に歌う。 ⑥通常の速度のカラオケに合わせて歌う。 |
1コーラスとか曲全部を一気に覚えようとしないで、できるだけ細かい単位にすることで、正確に覚えられます。
あと、歌に合わせて歌うことばかりでなく、カラオケ音源に合わせて歌う練習もたくさんしましょう。
あやふやな部分は、ゆっくり再生で何度も聴いて覚えましょう。
これは洋楽を覚える時にも使える練習法で、細かいフェイクもこうやってゆっくりにすれば、一つ一つの音が耳に入ってくるようになります。
是非やってみてくださいね!
次回は、「音は覚えてるはずなのに、歌うと音程がズレる」という方に向けての練習法をご紹介します!
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