音痴を直す方法②「曲を歌うと、音がズレる」

「音は覚えてるけど、歌うと音がズレる」こういう方は結構多くいらっしゃいます。

そのほとんどの方が音が上がり切れず、本当の音より低くなってしまいます。

響きが低いんですね。

メロディを覚えることができているのであれば、音感を良くするトレーニングよりも、声の響きを高くする練習をする方が解決は早いです。

声の響きを高くする練習は、結果として喉の筋肉の動きも軽くなり、余計な力も入りにくくなりますので、速い曲にも対応しやすくなります。

一般的には、響きを高くする方法として、鼻腔共鳴を練習しましょうと言われることが多いと思いますが、今回は鼻腔共鳴とは違った視点で、解説していきたいと思います。

|まずは、身体のチェックから

①顎がカクっと音がしたり、歪みはないですか?

 顎に歪みがあったり、口を開けるとカクッという顎関節症あると、自分の声が聴き取りにくくなるそうです。
 耳の前のへこみ部分をマッサージをして、顎の動きをよくしましょう。

②歯を見せて笑えますか?

 上の歯が見えるくらい頬が上がらないという方は、響きが低くなりやすいです。
 口の中の軟口蓋という部分があるのですが、そこを持ち上げる練習をするのが効果的です。
 

 びっくりするように、息を吸いながら「ハッ」と声を出します。

 そうすると、のどちんこの前のあたりに冷たい空気を感じ、持ち上がった感じがわかると思います。
 
 上げた感覚のまま声を出す練習をしてみてください。

③舌の動きは悪くないですか?

 歌詞を発音するときに、顎をパクパク動かすには最小限にして、舌で発音することを心がけましょう。

 顎が下がると軟口蓋も下がって、響きや音程が下がる原因となります。

 練習方法としては、指を軽く噛みながら顎が動かずに、ゆっくりはっきり歌詞を発音する練習をしましょう。

響きを高くする歌の練習

①口を開けながら、ン~を言います。
 舌が上あごにペッタリついていればOK

②そのまま舌を上あごからなるべく外さないようにしながら、「んにゃ、んにゃ」で1曲歌います。
 顎も動かないように気をつけてください。

できる方は、息づきの際は先ほどの軟口蓋を上げる吸い方をします。
上の歯が見えるくらい頬が上がっていれば、尚良しです!

今までよりも、声が口の上側に響いている感じがしてくると思います。

是非やってみてくださいね。

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