私は、中学生で歌を始めた時から、歌を教える仕事をしたいと思い、その夢を叶えて約20年経ちました。

一般的に、多くの方は「自分の声の素晴らしさ」を知りません。
学校での音楽の授業や合唱では、一人ひとりの声の個性を伸ばすという指導はされていないからです。

ですから、ボイトレを習ったことがない方やまだ日の浅い方は、ダイヤの原石の状態です。
これからどんなに声が大きく響くようになるか、どんなに高い声が出るようになるか、分かりません。

そのため、レッスンを受講するみなさんに、「あなたは『声が出せない人・歌えない人』なのではなく、
『声の出し方・歌い方を知らない』だけだよ。」とお話ししています。

一人一人の性格や容姿もそれぞれ違った個性があるように、声にも「その人にしか出せない独特の響きの良さ」があります。
どんな方でも、喉の具体的な使い方や正しい呼吸の仕方をトレーニングすると、自分本来の声がどんどん出てくるようになってきます。

よく響く自分本来の声は、出していてとっても気持ちのいい声で、他の人が聴いても心地よく感じる声です。
その出し方を知ることができれば、自分の声が少しづつ好きになり、歌にも自信が持てるようになれます。

ボイトレの経験がある方でも、その磨き方がその方に合っていないやり方ですと、自分本来の声には到達できません。

もし、今受けているレッスンで、モヤモヤしている気持ちがあるなら、セカンドオピニオンもやっているので、ご相談いただければと思います。

歌い方についての指導については、表現の選択肢を広げるために、
声帯の厚さ調節、しゃくりやビブラートなどの技術を身につけることが必要です。

しかし、最終的には「その人の好きな歌い方・やりたい歌い方」で、歌っていくことが大切です。
「ただ真似すればいい」というものではありません。

そうやって、「自分の声の良さ」と「それを生かした歌い方」を一緒に見つけていくことが、ボイストレーナーの役割だと思っています。

レッスンを受けるには、初心者とか経験者とか、現役のプロの歌手とか年齢や性別も関係ありません。
「歌や声に自信がない」「もっと自分の良さを伸ばしたい」と思う、すべての方を支え続けていきます。

 

浅井 のぞみ

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