発声障害や声がれを治すには

こんにちは、ボイストレーナーの浅井のぞみです。
今回は顎と声の関係についてお話させていただきます。

私も顎関節症を治すために、昨年末から噛み合わせ治療したのですが、逆に、それが顎を緊張させる形になってしまって、発声がガタガタに崩れてしまいました。
また、ストレスのせいで、顎が硬くなることがあります。

<そして、それから負のスパイラルに入り込んでしまうと、もうどうにもできなくなります。

顎が硬くなる

口が開かない

喉にいらない力が入る

声が出なくなる

ストレスがたまる

顎が硬くなる

これが繰り返されると、発声障害や声のジストニアの原因になってしまいます。
怖いですよね。

私の実体験も交えて、顎が与える声への影響について、詳しくお話していきたいと思います。

顎に思い当たることはありませんか?

●食いしばり

イライラしたり、何かを我慢したり、重いものを持ちあがようとして、歯を食いしばってしまうことありますよね?
そうすると、下記の側頭筋、咬筋がどんどん硬くなります。

Free Vectors | temporalis muscle, masseter muscle

●顎関節症

口を開くときには、下記の動画のように通常、顎のジョイント部分が前にスライドします。


それが顎関節症の方の場合、正常にずらすのではなく、歪んでずらす形になっているそうです。
それによって、カクっと音がしたり、ジャリジャリと音がしたりします。


口を開くときには、耳の前の顎関節をまず前に出すことを心がけましょう。
顎関節の周りの筋肉が軟らかい状態になっていると、顎を前に出したら自然と口が開きます。

顎関節が上手く前に出ない方は、耳の下の骨の際部分をよくもみほぐしながら、前に出す練習をしてください。

口の周りの筋肉が硬くなると、喉に力が入る

顎関節が前に出ないと、口の開閉をするときに口周りが緊張します。
あまり知られていませんが、口の周りの筋肉が硬くなることは、声にかなり影響します。

下唇の下、ほうれい線の辺りをつねって痛みを感じる方は、そこの筋肉が凝っているので、ほぐしていきましょう。
そして、口を開けたり閉じたり、言葉を発音してもフニャフニャの状態を保てるようにしましょう。
そうすることで、歌が歌いやすくなるのがきっと感じられます。

もし、実際にレッスンを受けてみたいと思った方は、まずは体験レッスンにお越しください。

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ボイストレーナー 浅井 のぞみ

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