今日はレッスンの中で、生徒さんと話していて感じたことがあったので書きたいと思います。
歌を歌うのは何のため?
楽しいから。
ストレス解消。
かっよく歌いたいから。
上手になりたいから。
そう、全部自分のためですよね。
生徒さんにも、
「自分の歌いたい気持ち、今まで歌を一生懸命やってた気持ち。
それがあるなら、もっとその気持ちを大事にしようよ。」
と話をしました。
ボイトレを習う意味は、こうでありたいと思います。
「喉に負担をかけない、自分の身体を大切にしたの声の出し方を覚える」
「自分の出したい気持ちが、めいっぱい表現できる声の出し方を覚える」
自分の声を磨いて磨いて、大切にしてこそ、自分の作りたい音楽・歌ができるのかなと思いました。
他の人と一緒に歌うという場面でも、
「他の人と一緒に歌わないといけないから、なんとなくそれに合わせてます」ではなく、
まずメンバーそれぞれが、
自分の気持ちを大切に、
わざわざ時間を合わせて集まったこの時を大切に、
みんなと一緒に作り上げるこの音楽を大切に
することができたなら、
本当に最高のコーラスになるでしょう。
生徒さんと話しながら、一緒に涙を流しながら、自分にも言い聞かせました。
私も「自分の歌を大切にしよう」と。
自分の声を磨くことに集中できれば、「自分を上手く見せたい!」なんて気持ちも薄らいできますし、本番で必要以上に緊張もしなくなります。
それが結果的に、その人の魂のこもった歌、自分の人に伝わる、人の心を揺さぶる音楽になるんじゃないかな。