こんにちは!教室代表の浅井です。
ある中高年の生徒さんがレッスンの時に、「私は低い音が出ないんです。だからキーを上げないと」とおっしゃっていました。
確かに高い声(裏声)がきれいな方なので、クラシックや唱歌などがとてもお上手な方です。
でも、お友達とカラオケで楽しむ曲は、演歌や歌謡曲ですよね。
裏声で歌えるようにキーを沢山上げてしまうのが、本当にベストでしょうか?
演歌や歌謡曲は地声で聞きたいですよね!
実はこの方、低音もよく出るんですよ!!「真ん中のドより下のレ」まで余裕です!
ではなんで、ご本人は苦手と思うのでしょう?
それは、声のひっくり返る音域に関係しています。
(正確にいえば、地声からミドルボイスへの切り換えです)
この方は、真ん中のレ~ファの所で地声から裏声に変わっていました。
一般的な演歌や歌謡曲の曲だと、ちょうどのその方の声のひっくり返りやすい音が、沢山出てきます。
実は逆に、ひっくり返る音より低い音がたくさんある曲を選べば、地声でも歌いやすいのです。
(この場合だと真ん中のより下のレ~ファまでの音域の曲 例:愛燦々と)
まず曲を選ぶ際には、自分の声がひっくり返りやすい音域を把握し、その音域が少ない曲を選ぶのが一番歌いやすいですよ。
自分でキーを調節する場合でも、ひっくり返る音域にあまりかからないように低くしたり、高くしたり設定するといいでしょう。
実際のレッスンでは、選曲のアドバイスと同時に、ひっくり返らないようにするためのトレーニングをしていきます。
段々と声の切り換えがスムーズにできるようなったら、練習曲の音域も広げていきます。
ポップスでもミュージカルでも同じです!
人によって目立ちやすい、目立ちにくいはありますが、声の切り替わる音域は、どんな方にでも3か所から4か所あります。
「ここいつも引っかかるなあ・・・」「ここ歌いずらいなあ」という場所はありませんか?
もしかしたら、声の切り替え地点なのかもしれませんよ。
自分に合った曲のアドバイスを受けたい方、または声のひっくり返りを克服をしたい方はトレーニング方法をお教えしますので、一度体験にいらしてください♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!