こんにちは、アンヴォーカル・ピアノスクール代表の浅井です!
パワフルな黒人歌手のような歌声は、どのようにしたら出せるようになるのでしょうか?
日本人でも、トレーニング次第では近づくこともできますので、ぜひ練習してみましょう。
黒人歌手のような、太い声にしたい!
まず、ストローで飲み物を吸い込むように息を吸います。
そのまま後ろに引っ張ったような感覚をキープして、「ホオ、ホオ」とゴリラのように低音で唸ってみましょう!
喉の奥や下の方が広がった感じがしませんか?
そのまま、「ホオ、ホオ、ホー」と長く伸ばしてみましょう。音の高さも変えてやってみてください。
甲状軟骨(のど仏)とあごの間の「舌骨」という骨が下がることで、喉にスペースが生まれて響きやすい声になっているのです。
声の音色にも柔らかさが生まれて、太く響く声になります。
低い音でそれが掴めた方は、サイレンのように低音から高音までうなるように音程を動かしてみてくださいね。
ひっくり返ることなく裏声になったら、正解です!!
舌骨を下げる練習については、こちらの動画でも解説していますのでご覧ください↓
地声をしっかり出せるようにしたい!
刑事ドラマでお腹を刺された人のように(?)「ウッ」とお腹を苦しい声出してみてください。
リアルにやると、お腹に力が入ります。
そのまま「ウア¨~」と小さい声で苦しそうに伸ばしてください!
声がビリビリ鳴っていたら、それが声帯の閉鎖感になります。
声帯の閉鎖感を感じながら、音程を変えて「ア¨~」と言ってみてください。
息が抜けて閉鎖感がなくなったら(声がザラザラしてる)、またお腹に力を入れながら「ウッ」をやり直しましょう。
もし、これで喉の痛みを感じるようなら、息もれしてるかも知れませんので、お腹の力をもっといれましょう。
何度も連続でできるようになったら、そのまま伸ばしてみます。
声を伸ばしても、息が漏れなくなるようにまずは小さく、細い声で練習してみてください。
声帯の閉鎖のトレーニングについては、こちらの動画をご覧ください↓
高音の仕上げはデスボイス練習で!
Beyoncé 、Jennifer hudson、Crhis Brown、Buruno marsなど、強いパワフルな声で高音の地声を出したいという方は、ぜひデスボイス(仮声帯発声)を練習しましょう。
ミックスボイスだけではどうしても声が細くなってしまい、太さがちょっと足りないかもしれません。
高い声でも地声に耐えうるためには、仮声帯という部分を使うことで、息漏れを防ぎ、声帯の閉鎖を強くすることができるようになります。
咳払いをして、ガラガラした振動を感じられたら、それがデスボイスの基です。
犬が唸っている声のものまねもいいですね。
低音で出るようになってきたら、高い音で出せるように練習してみます。
仮声帯を閉める感覚がつかめたら、普通に歌う時にもデスボイスを軽くひっかけるように意識して出していくと、閉鎖が強くなります。
デスボイスの出し方については、こちらの動画でも解説していますのでご覧ください↓
太い声の練習をしながら、声帯の閉鎖感のある声を出せたら、黒人歌手のようなパワフルな声が出せるようになりますよ。
是非お試しください♪
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