こんにちは!アンヴォーカルスクールの浅井のぞみです。
いつもこちらのブログをいただいてありがとうございます。
みなさんの歌のお悩みに少しでもお役に立てればうれしいです!
今回は、『すぐできる!ひっくり返る声の治し方』です!
地声から高い音域に行くときに、力まかせに高い音域に行くと、苦しいですよね。
それでもそのままもっと高い声を出そうとすると、急に小さくかすれた裏声にひっくり返ることがありますよね。
そんな時の口の中を覗いてみましょう!
口の中は何が大きく見えますか?
「舌、ではないですか?」
舌が山のように盛り上がっていませんか?
舌がのどちんこを隠してませんか?
そうです!ポイントは舌なのです!!
舌が盛り上がってくると、喉仏の骨の上にある舌骨という骨が上がって、高い声の時喉が詰まって苦しくなります。
そこで、舌骨を下げるのに使われる、肩甲舌骨筋という筋肉を働かせるトレーニングをしてみましょう。
『地声→裏声』をひっくり返ることなくつなげる練習です。
犬の遠吠えを想像してください!
低音から高音まできれいにつながってますよね。あれをやってみたいと思います!
犬の遠吠え発声法!
のどちんこが上に上がって、舌が下がってのどちんこの更に奥が見えるくらいに開けられるようにしましょう!
➀びっくりした時のように「はっ」と息をのむように、息を吸う。
喉の奥に冷たい空気を感じられたらOK!
②その時鏡をチェックして、喉ちんこの奥が見えているか確認します。
③見えるくらい口の奥を開けることができたら、10秒間キープします。
④今度はそのまま裏声を「ホー」で出してみます。
⑤喉の奥が広がって「楽に声が出た!」という感覚があれば、肩甲舌骨筋が働いてきた証拠です!
⑥裏声にまだ息が多くかすれている場合は、舌を下げるのが足りません。
ストローを吸うように吸ってみましょう。
⑦さあ、それではひっくり返りを直す練習にいきましょう!
『ワォーーーーーーン!!』と犬の遠吠えをしてみます。
ポイントは地声から裏声に持っていくことです。
どうでしょうか?声がひっくり返りにくくなりませんか?
⑧更に応用で、下から上るのだけでなく「裏声から地声に下降していく」のもやってください。
裏声が地声と同じくらいの声量で出せるようになるまで、練習していただくといいです。
※地声が極端に大きくなってしまう方は、地声の時に舌が上がりすぎているのかもしれませんので、注意してみてください。
肩甲舌骨筋の働きが良くなれば、喉は楽になり、あなたの声はひっくり返らなくなります!
是非お試しください!!
もし、これで上手く改善されなかった方、上手くできなかった方、やりすぎでおかしくなった方などは、この肩甲舌骨筋だけでなく、別の筋肉の働きも必要なようです。
まずは、体験レッスンお気軽にいらしてください。