こんにちは、講師の浅井です。
『喉の筋トレ』って何?」と思いますよね。
今まで一般的には、歌うときには「お腹から声を出す」「声を息で流す」「喉使っちゃダメ」と言われてきました。
私も自分が受けてきた20年の声楽のレッスンの中では、そう言われてきたことが多かったです。
でも、近年『喉の筋肉をしっかり使う』という考え方が広がってきています。
たとえば、みなさんスポーツジムに通っていらっしゃいますよね?
ジムでは、ジョギング、腹筋、背筋、太もも、お尻などなど…
身体の各部位を鍛えるマシンを順番に使っていきますよね。
中には、人によって弱い筋肉があって、「そこを中心に鍛えましょう」とい言われることもあります。
かといって、弱いところだけ鍛えるのでは偏ってしまいますから、それ以外の部分を鍛えるマシンも使うと思います。
それによって、バランスの取れた体型が手に入れられますね。
歌うための筋肉も同じです!
声を出すのは、首にある声帯。
声帯のまわりには色んな筋肉があって、それぞれが働くことで声が出ます。
「自分の声を自由に使えるようになる」ためには、声を出すための筋肉をバランスよく鍛えることが大切です。
高い声・裏声を出す筋肉と地声・低音を出す筋肉は別のものですし、アイウエオをそれぞれ区別するときに使っている筋肉も違うのです。
発声練習とは、それらの筋肉を順々に鍛えることなのです。
裏声を出したり、地声を出したり、いろんな母音・子音をつけてトレーニングすることで、音域拡大・声量アップができるようになります。
☞面白い!喉の筋トレその1、
面白い!喉の筋トレその2【太い声を出したい】
喉の筋肉の働きがよくなってくると、今まで味わったことのないくらい、楽に気持ちよく歌えます。
クラシックでも、ポップスでも演歌でも洋楽でも自由に声を使い分けて歌えちゃいますよ!