喉の力を抜くには、頬が大事!

口を大きく開けている人

アンヴォーカルスクールの浅井望です。
今年の4 月頃から地声が出なくなって、痙攣性発声障害になりましたが、完全に治りました!!
地声の高音が出るようになって、やっぱり私の声はこれだ!と思いました。

さて、どうして発声障害になったかというと、きっかけは噛み合わせ治療のために装着したマウスピースです。
元々歯並びが悪かったので、噛み合わせに合わせたマウスピースでは、顎が右にずれてしまっていたのです。

3月中旬から、寝るときに毎日つけていたら、気づいたら喉や口の感覚が変わっていました。
最初は、今までと同じように出しているつもりなのに、なんか高音が出にくいな、という程度でした。

そのうちにどんどん出なくなり、変な発声の癖までついてしまい、喉の筋肉が、特に舌骨の上の筋肉がガチガチになっていました。

話し声が震えるし、地声で歌おうとすると声が割れてしまう。
発表会で歌った時にも、「先生どうしちゃったんだろうと・・・」みなさんに心配されていました。

6月には、自分ではどうにもこうにもならなくなって、整体ができるボイストレーナーさんに施術をしてもらい、自分でも毎日マッサージをやって、やっと喉周りは軟らかくなりました。

7月中旬頃には、裏声は段々響きの声が出るようになってきましたが、地声で歌うとやっぱり割れる。
ミックスボイスまでは行くけど、地声で高音は無理。
舌骨の周りの硬さは、まだ残っている状態なので、前に移動しにくい。
顎の骨のずれも、多少は良くなったものの、まだ顎が真っすぐに近い状態になはりません。

あとちょっとで地声で高音出せそうなんだけど・・・という段階まで来たところで、歌った後に顎の両脇や頬骨のあたりに痛みを感じるようになりました。

喉の筋肉や舌の硬さは緩んできているので、最後に一番の膿が出てきた感じです。

痛みを感じるところを念入りにほぐして、2週間。
マウスピースによってずれていた顎も、以前よりも真っすぐになってきました。
そして、顎や頬の筋肉の構造を調べ直し、色々試した結果・・・。

喉の力みが簡単になくなった!

「ここを緩めると、喉に力が入らない」という場所を、ついに見つけました!
すると、地声で高音がスルスルと簡単に出ました。

声の響きもあるし、苦しそうに聴こえない声です。

ホントにこれは、今まで何だったんだろうと思うくらい、簡単に力が抜けます。
舌骨の周りの硬さもどんどん抜けて、今ではふにゃふにゃです。
おかげで、舌骨もちゃんと前に移動して、喉が開く感覚がします。

そうか、私はこれを発見するために、発声障害になったんだ、と思いました。

どこの力を抜くのか、知りたいですよね。

ほとんどの方は聞いたことないかと思います。
それは、外側翼突筋・内側翼突筋です!

声の悩みは、硬いところを緩めれば必ず解決できます!

みなさんは、声に関するどんな悩みをお持ちですか?
喉が詰まる
声がひっくり返る
声が割れる
響かない
これらは喉に原因があると思って、色々な発声練習のパターンをやりながら、喉の力を抜く感覚を何とか掴もうとトレーニングしますよね。

でも、実際は、1年ボイトレに通っても、「ボイトレのおかげで、歌いたい曲が何でも歌えるようになりました!」という人の方が少ないかもしれません。
多くの人は、声は少し大きくなったけど、高音が詰まるとか、歌になると発声練習で出た声の高さまでは出ない、という問題を抱えています。

喉の筋トレも確かに必要なんですが、いらない力を抜いた上でやらないと、強めたい筋肉は鍛えられないんです。
でも、喉の力の抜き方に関しては、一般的にこれっといったメソッドがありません。
ですから、声の悩みがなかなか解決できずに、ボイトレをハシゴしている人も多いですね。

私が発声障害を乗り越えて感じたのは、声の問題を生んでいる根本の原因は、ほとんど舌と頬だということです。
それらが日常から硬くなることで、顎や舌骨周りの筋肉が硬直してしまいます。
そうすると、舌骨の動きが悪くなり、喉を開く感覚にはなりません。
軟口蓋も上がりにくくなります。

「色んな発声練習をしていけば、そのうち喉の力が抜けてくる」
「お腹に力が入るようになってくれば、そのうち喉の力は抜けてくる」
ボイストレーナーである私が完全に崩壊した声を再建した経験で言います。
残念ながら、そんなことはないです。

例えていうなら、重たい石を背中に背負ったまま、富士山の頂上を目指すようなものです。
それでも、頑張れば1日でわずかに10メートル進むことはできます。
でも、1日10メートルなら頂上まで行くのに何年かかるでしょう。

重たい石を背負っているのに気づかず、どうして自分は先に進めないんだろう・・・と苦しむのは、もったいないですよね。
早く石を下ろして、楽に頂上までいく。
舌や頬を緩めながら声を出すというのは、それくらい重要なんです。

▶Youtubeで観る
●喉の力が入る原因は、頬かも!?
●喉の力を抜くには、頬かも!?【呼吸も深くなる】

歌う時に、頬の筋肉がなぜ硬くなるのか?

前置きが長くなりましたが、頬にある、超マニアックな外側翼突筋と内側翼突筋
これらは、口を開閉するときにつかわれる筋肉です。

喉に力が入る方の多くは、この筋肉を硬くしています。
では、なぜこの筋肉が硬くなるのでしょう?

私みたいな顎関節症や食いしばりによって、硬くなります。
でも、それだけではありません。
「口を大きく開けたら、喉が開く」と思って、口を大きく開けようとか、口の奥を開こうとすると硬くなります。

 

頬の筋肉のほぐし方

ここを口の中から、外側翼突筋・内側翼突筋をほぐして緩めます。
そして、緩んだ状態をキープしながら歌うと、びっくりするほど喉が詰まった感じにはなくなります!
①反対の指で、上の奥歯と下の奥歯の間にある骨を触ります。
②①の骨から、内側(喉側)に指を持っていくと、縦に伸びている筋のような筋肉があります。
 これが内側翼突筋です。
 顎をパクパクすると動くので、分かると思います。
③その筋肉を前からではなく、横から(喉から頬に向かって)指で押していきます。

その状態をキープしながら、声帯閉鎖や裏声・地声・ミックスボイス・ベルティングボイスなどの練習していけば、思い通りに出るように声が出るようになるのに、そんなに時間はかからずに出るようになります。

その他にも、呼吸の問題や姿勢の問題も抱えている場合もあるかと思いますが、それらを解決できたとしても、最終的に喉の力を抜くことができないと、本当に気持ちよく声を出すことはできないんです。

早く声を改善したければ、都市伝説のように言い伝えられている、
「口を大きく開けると、喉が開く」
「舌を下げると、喉が開く」
この2点の考え方を、今すぐやめていただいた方がいいと思います。

舌についての解説は、こちらをご覧ください。
→「歌うと喉が詰まる」の解決ほうほうとは?
歌う時の「舌の問題」の解決法
→歌が上手くなるには、下のコントロールが大事

外側翼突筋・内側翼突筋については、実際の練習方法については、デリケートな場所なので直接伝授させていただきたいと思います。
知りたい方は、体験レッスンのお申込み、お待ちしております♪
声や歌にお悩みのみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
ボイストレーニングしている女性が2人います。体験レッスン受付中

  1. 喉の力を抜いて響く声に!軟口蓋の使い方

  2. 舌骨の形と位置がわかります。

    声が楽に大きく出るようになるには、舌骨がカギ!

  3. 簡単にできる!喉の力を抜く方法

  4. レコードをかけている写真

    「歌うと喉が詰まる」の解決方法とは?

  5. 喉に力が入る本当の原因はこれかも?

ボイストレーナー 浅井 のぞみ

ブログ

浅井のぞみのYoutube動画へリンクです。
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